竹とパンダとの関係を追って39年

『パンダ棚』No.166 (2023-12-11)

※特にパンダの登場する写真や動画のリンクは【動画】または【写真】と表記しています。

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◆パンダについて理解するには竹を理解すること◆パンダとの出会い◆竹の開花とパンダへの影響

パンダについて理解するには竹を理解すること

黄金燕氏は中国パンダ保護研究センターの研究員であり、ジャイアントパンダの主食である竹に関する研究を39年間続けている。

黄氏によると、現在ジャイアントパンダが食べる竹の種類は約127種類で、将来的にはさらに増える可能性がある。

中国に生息する野生のパンダがいる6つの主要な山脈では、北側は竹の種類が少なく、南側は豊富だ。地域によって異なる種類の竹が生えているため、異なる地域のパンダは異なる種類の竹を食べる。一見するとすべての竹が似ているように見えるが、実際には「表面の毛の有無」「外皮の長さ」「節に占める外皮の割合」「表面の毛の色（黒、茶、黄土、赤）」など、様々な特徴があるという。